中日 7 - 4 日本ハム

今日は対左に弱いバーヘイゲン対策だったのか、２番ライトで滝野、３番DHで福留が先発します。２人とも１割台だからちょっと期待できないかな……と思っていたら、采配が的中。想像以上の結果を残してくれました。

初回に大島が二塁打で出塁すると、滝野進塁打→福留タイムリーであっさり先制します。
これだけで２人は十分働いてくれたと思ったら、６回には滝野が三塁打を放って続く福留がタイムリー。福留はさらにその後も止まらず、終わってみれば４打数４安打と年齢を感じさせない活躍をしました。
個人的にはDH福留は反対でしたが、この働きを見れば考えは変わります。明日も福留に頑張ってもらいましょう。

先発梅津は３回２アウトまでは危なげのない投球内容。
ところが清水に今日初ヒットを打たれるとそこから連打で逆転され、失点した後もヒット→四球で満塁になります。
この場面は見逃し三振で追加点は許さなかったとはいえ、２アウトからずいぶん繋げられてしまいました。

５回に木下の２ランが出て逆転。今季６本目でチームトップのビシエドと並びました。
一昨日のソフトバンク戦での同点３ランや今日の逆転２ランなど木下は本当に良いところでホームランを打ってくれます。
すでに昨シーズンの本塁打数には到達済みです。二桁は普通に超えられそうですね。

逆転してもらった直後の梅津、ストライクが入りません。

二者連続でストレートのフォアボールを出し、犠打で送られて一死二三塁になったところで降板します。
ここまで突然乱れられては評価は必然的に微妙なものにならざるを得ません。登板間隔が空いていたこともあるため、さすがにこれで２軍落ちとはならないとは思うものの、次回も同じだったら話は別です。
来週は安定して長い回を投げてもらいたいですね。

１点差＆一死二三塁の場面で上がったのは橋本。
この絶体絶命の場面で橋本は西川・近藤をキレキレのスライダーで二者連続三振に仕留める圧巻の投球を見せてくれました。
正直ドラフト２位で指名したのも、背番号13を与えたのも評価が高すぎるんじゃないかと思っていましたし、今シーズン開幕時点での自分の中の評価は、三ツ間＞橋本であり、ライデルが上がってきたときもまだ岡田＞橋本でした。
その橋本がソフトバンク戦での中軸斬りといいここまで活躍するのには驚いています。いつの間にこんなに良い投手になっていたのでしょうか。
回跨ぎをして失点してしまいましたが、あれは次の回も投げさせた首脳陣の判断ミスです。緊迫した場面を無失点で凌いだ後に回跨ぎをして抑えるのは相当難しいですし、むしろよく２アウト取ったと言っても良いでしょう。
失点したのは気にせず、１イニング目に最高の結果を残せたのを自信にしてほしいですね。

７回以降は福→祖父江→又吉が無失点リレーでゲームセット。
福と祖父江はソフトバンク戦に続く安定した投球でした。この２人が少しでも昨年の水準に近づくのであれば、これほど頼もしいことはありません。

打線は６回・７回の追加点のチャンスで(いつものように)点を取りきれません。
８回もそうでしたが今日はチャンスでの周平・阿部がさっぱりでしたね。勝ったから良いですが、負けていたらこの２人が真っ先に敗因に挙げられていたでしょう。
明日は頼みます。

同点で迎えた８回、福留の４安打目とビシエドのタイムリー、そして三ツ俣にもタイムリーが飛び出して３点を追加。試合を決めました。
ビシエドは昨日から札幌ドームでよく打っています。明日はどれだけランナーを溜めてビシエドに回せるかが鍵となりそうです。
貴重な追加点を挙げた三ツ俣はさすがの働き。こういう場面で打つのが数字以上に三ツ俣が評価される理由の１つですね。
今後もしばらくショートスタメンとして頑張ってもらいましょう。

熱戦を制して対日ハムは１勝１敗。明日の３戦目に勝ち越しをかけます。
先発は福谷。先週に続く好投を見せてもらいたいですね。




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中日 1 - 10 日本ハム

京田がプロ初の２軍落ち。代わりに堂上が上がってきました。
ソフトバンク戦に代打で出場したときにはフォームが変わっていたので、新フォームを固めるために２軍に行ったのでしょうか。でもスタメンを外れる前は普通に結果を残していたんですよね。イマイチよく分かりません。
とはいえ１度２軍に落ちることできっと何か掴めるはず。今日は早速好守を見せたように、土田を始めとした若手たちへのお手本にもなるでしょう。

交流戦の舞台は札幌へ。
ソフトバンクに２勝１分できた流れに乗っていきたかったのですが、大野が４回６失点とまさかの炎上。ヒットを11本打たれる絶不調の日でした。
まあ大野とはいえこういう日もあります。怪我が再発していないかだけは心配ですね。

打線は５安打１得点と沈黙。チャンスらしいチャンスもほとんどありませんでした。
５安打のうち３本はビシエドのもの。４番がが好調なのは嬉しいことです。交流戦初安打＆好守が飛び出した根尾も良かったですね。

６点ビハインドの５回からは山本・ロサリオ・近藤がそれぞれ登板します。
最初に出てきたのは山本。この３人の中では最も１軍経験があるのですがいきなり４失点と炎上しました。
さすがに１回で見切られることはないとは思いますが、次もこの内容なら入れ替えになる可能性はあります。
四球で失点するのは印象が悪いですね。

７回に投げたロサリオはこれが日本初登板。ストレートは最速で152キロ出ており、スライダー・チェンジアップも良かったです。
日本に慣れてきたら７回を任せたいですね。

８回には近藤が昨年までいた北海道でプロ初登板を果たします。大学は北海道ですが出身は東京なんですね。

中日 3 - 3 ソフトバンク

勝野は初回、４安打１四球で３点を失います。先頭を出しながらも２アウトまで行き、無失点も見えていたのですが、そこからソフトバンク打線を止められませんでした。
しかし２回以降は安定したピッチング。三振を毎回のように奪っていましたし、同点に追いついた直後の回で相手につけいる隙を与えなかったのも良かったです。
ギリギリQSとはなりませんでしたが、それほど悪くはない内容だったのではないでしょうか。

打線は制球を乱している笠谷を捉えられません。３点ビハインドの３回に犠打をするのは、通常なら１点ずつ返していくための作戦として間違っていないと思いますが、ストレートでフォアボールを出した相手に有効かと言われると疑問に感じます。
３回までは全く笠谷のストレートを打てませんでした。

ところが４回、連続四球で一二塁となった場面で内角の直球を木下が一閃。一振りで同点に追いつきます。
一時的に調子を落としていましたが完全に復調した様子。ホームランはこれで５本目です。
守備でも良い数字を残していますし、完全にチームに欠かせない正捕手になりましたね。

勝野が６回途中で降板した後は、谷元→祖父江→橋本→又吉がソフトバンク打線を無安打に封じます。
異常にピンチの場面に強い谷元、３試合連続失点から一転して３人で抑えた祖父江、３連戦全てで９回を抑えた又吉と全員が良い結果を残しましたが、その中でも橋本が８回を抑えたのは嬉しかったです。

昨日は抜擢した藤嶋が同点に追いつかれたから今日は守りの継投になる＝８回は福だと予想していたので、橋本が出てきたときは驚きました。
まだ打たれていないらしいスライダーは相変わらずキレキレ。そのスライダーと140キロ後半のストレートで見事にクリーンアップ３人を抑えます。
これは１つ上の段階に進みましたかね。

打線は４回以降数回ランナーを出したものの、いずれも２アウトからだったこともあり得点には結びつかず。福留の当たりは惜しかったですね。
そもそも４安打しか打っていないのだからまあこんなものです。

交流戦開幕カードのソフトバンク戦はまさかの２勝１分という結果に。負けが無いとは誰が予想できたでしょうか。
明日からは札幌で日ハム戦です。本拠地を出てもこの勢いを失わないようにしたいですね。



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